Changeの本その1ができました:分かっているのにできないを読み解く心理学 偽できない理論 Structure of メンタルジムTHE CHANGE その1
Changeの本が紙と電子書籍の両方でできました。
こんなことをお伝えしています。
なぜ人は頭では分かっているのに行動ができないのか? についてお伝えしている本ができました。
その原因は?
人の心の中でその時、何が起きているのか?
原因・感情・判断。本当に原因はあるのか?
その感情は本物なのか?
判断はどこから来ているのか?
についてCHANGE理論に基づきおぐすと片田さんとでお伝えをしています。
Change理論は1、偽できない理論・2、フリーライダー理論・3、マーキング理論の三つで成り立っています。
今回は、この偽できない理論をお伝えします。
2作目3作目も出版していきます。
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チェンジ理論の目的は、メンタルヘルスを平準化することにあります。(本書プロローグ一部抜粋)
メンタルヘルスと言うと、精神疾患の治療や予防をイメージするだろう。しかし、それは医療に限ったものではないはずだ。例えば、友人と会話するときも、転職先を考えるときも人の精神は活動しているし、子どもを叱るときや事業計画を立てるときの精神状態は、それらの結果に大きな影響を及ぼす。仕事や育児、夫婦関係、教育、福祉、マネジメント、近所づきあいなど。むしろ精神的な健康が一切関係しない活動などありえない。組織が個人の集合である以上、会社や団体、市区町村などあらゆる社会集団もその影響を受ける。
それほど重要なものであるにも関わらず、メンタルヘルスは平準化はされていない。健康と不健康の定義は曖昧で、健康になれる方法はどれもあやふやなものばかりだ。多種多様な意見が飛び交っており、交通整理される気配もない。これはもう、無法地帯といってもよいだろう。
・分かっているのにできない問題について(本書一部抜粋)
人の悩みには様々なものがある。例えば、仕事や家庭、お金、人間関係などが代表的なものだろう。それぞれの分野の専門家が問題の解決策を提案する。これが相談という行為の一般的なイメージだ。それで解決するなら問題はない。本当の問題は、なぜクライアントは提案された解決策を受け入れないのか、だ。これは臨床心理に限った話ではない。育児や教育、マネジメント、人材開発など。指導や教育の現場では、必ずこの手の問題がつきまとう。
分かっているのに行動しない、そうしようと思えない。
指導や教育が行き詰まるのはたいていこの壁にぶつかったときだ。偽できない理論は、具体的な解決策を提示するものではない。
その壁を最小限の労力で乗り越えるための考え方である。
・どんな悩みも三つの要素に分解する
行動しない、挑戦しない人の訴えには共通点がある。 できないという表現を多用する点だ。 何ができないのか、それは悩みの数だけあるだろう。 しかし、理想とする行動や社会的な判断の後ろに、できないがつく点は変わらない。 もちろん、そのできないは偽物だ。 アクティベーションの手順は、偽のできないを突き止めることから始まる。 悩みの分野に囚われる必要はない。 どんな悩みも一つのパターンに還元することがポイントである。 まずは問題や悩みを、原因、感情、判断の三つに分類してみよう。 それらは因果関係で結ばれているはずだ。 原因のせいで感情が生じる、だから社会的な判断や行動ができない、となる。例えば、学歴がなくて自信がない、だから就職活動ができない。いじめのせいで人間不信になった。だから友達ができない、など。悩みや訴えの内容ではなく、それらの構成要素を三つに分類してみて欲しい。
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